嫁が急性骨髄性白血病になってからも骨髄ドナーの話は進んでいました。

コーディネーターさんは事あるごとに家が大変な時やから移植辞めてもいいよって言ってくれますが私としてはそんな気は全くありません。

後から聞いた話ですが途中でちょっとでも移植に躊躇することがあればコーディネート終了で移植は無しにするつもりやったそうです。

このことか分かるようにコーディネーターさんは完全にドナー側の立場です。

患者側の人間ではありません。

以前の時も思いましたが患者側ではなくドナー側の人間です。

これは本当に徹底されていました。

 

そしてまた何度かのやり取りの後二度目の最終同意になりました。

前回は嫁が立ち会いましたが今回は入院しているので父親にお願いしました。

今回も移植にあたってのリスクとか色々と懇切丁寧に説明してくれます。

そして署名捺印し移植が決定しました。

 

その後入院の日程も決まりましたが普通なら3泊4日の入院になるんですがその4日目どうしても外せない予定がありまして…

何とか2泊3日の入院でお願いしました。

といっても術後の経過が悪ければ無理みたいなんですがそこはなんとかなるでしょう…

 

入院前には麻酔科の検査とかまだまだ検査があります。

一番つらい検査は肺活量見る?みたいな検査があるんですが息吐き切ってももっと吐けって言われる検査です。

検査の担当は若いかわいいお姉ちゃんなんですが検査中は鬼にしか見えません…

何度か検査やり直してようやく解放…

辛かったです…

それと手術中に出血して輸血が必要になった場合に備えて自分の血を前もって抜いておくんですね

私の腕はひもで縛っても血管が全然浮き上がってこなくて中々苦労するみたいなんですがこの自己血採血の時、血液内科の偉い教授みたいな人が抜こうとしたんですが両腕で失敗…

下手くそです…

そして無理やから他の人呼んでくるって言って次に来た部下っぽい人も下手…

針の角度によって抜けたり抜けなかったり…

看護師さんが抜ける角度に持っていてくれました…

採血係の人はこんなこと無く一発で特に痛みもなく採血できるんですけどね…

 

そんなこんなで入院当日、電車で病院に向かいました。

コーディネーターさんと入院当日病院の玄関で待ち合わせしまたまた入院手続きとか一切の事をやってくれます。

そして病室へ!

今回は前回みたいな特別室ではありませんでしたが個室です。

確信はありませんがドナー側の経費って患者さんに請求されるっぽいんですよね…

本当のところは教えてくれませんでしたが入院してる嫁情報です。

この頃は無菌室からでて大部屋に移動していました。

血液内科に入院しているんで周りは白血病の患者さんもいるわけです…

もちろん移植が必要でドナー待ちの人も…

当初個室じゃなくて大部屋でいいよって言ってたんですがドナー待ちの患者さんの中に他人の移植のためのドナーいてたら患者さんが辛いですね…

そんなわけで個室でないといけないんでしょうね…

 

今回の入院の日程は1日目またまた検査、2日目骨髄採取、3日目経過が良ければ退院って予定です。

入院初日は最後の検査とスタッフさんたちの挨拶くらいで特にやることはありません。

前回と同様下にあるファミマに入り浸りです。

タバコが吸えないのがつらい…

本当はダメなんですが外に出て吸ってましたけどね…

手術するとシャワーも入れないのでこの日の夜にシャワーだけ浴びます。

そして2日目の手術当日

手術着に着替えて歩いて手術室まで行き手術台へ

今回の麻酔は前回の点滴からではなくて吸い込んで効かすタイプで数回呼吸したらまたいきなり意識がなくなり次に目が覚めたら病室のベッドの上でした。

前回は麻酔覚めたらもうすぐに動けるようになっていたんですが今回は麻酔のタイプが違うからなのか私が歳をくったからのか全然まともに動けません。

とりあえず外にタバコを吸いに行ったんですが気持ち悪い…

すぐに病室に戻り寝たんですがずっと朦朧とした感じで掃除にきたスタッフの方もいたのですが半分夢を見ている感じでした。

それと前回と違うことは唇が切れて少し腫れていました。

挿管してから暴れたんですかね?

それと右の白目が出血して赤くなっていました。

手術当日は夕方くらいまでふらふらでした。

こんな状態で明日に退院できるのか不安でした。

 

そして3日目の退院予定日に検診がありそれが良ければそのまま退院できます。

唇は気にならないんですが目は怖いので検診時に言いましたが眼科ではなく血液内科の担当医がちょっと見て少し時間がたったら吸収されて消えるって言われ特に経過も悪くないのでそのまま退院です。

前回全く痛くなかった腰の手術跡ですが今回は結構痛いです。

退院後はすぐに家に帰り車に乗り換え嫁の病院へ!

嫁は一時外出の許可が出ていたので迎えに行きダッシュで和歌山へ!

この日は下の子供のクラブの一大イベント、関西吹奏楽コンクール当日!

午前の出番だとやばかったですが午後の出番なんで少し余裕がありました。

嫁は一時外出の許可は下りましたがコケると致命傷なんで車椅子に乗ることが義務付けられていますが押すのは今日退院した俺…

力が入ると腰の傷口がめっちゃ痛いです。

ガタガタの二人です…

関西吹奏楽コンクールの結果はダメ金で全国大会には進めませんでした。

その後嫁を病院まで送っていき俺も数日ぶりに家に帰り今回の骨髄移植は終わりました。

これから数か月後患者さんから手紙が届きました。

今回は10代男性で手紙の文章から推測するとうちの子供くらいの年齢っぽかったです。

まだまだ若いのに辛いですよね

このまま体が良くなっていくことをお祈りします。

 

 

今回で骨髄バンクを介しての骨髄移植2回が終わり打ち止めですがドナー側から見た問題点があります。

やっぱり平日に何度も休まないといけないのは負担がでかいです。

入院はどうしようもありませんが採血やもろもろの検査は土日や夜にでもできるようにするべきです。

私は自営業で時間の都合はつけやすかったですが理解のある会社ばっかりではないと思います。

これは病院と骨髄バンクの努力でなんとかなると思いますがどうですか?

自営業には自営業のデメリットもあります。

時間の都合はつけやすいですがその分収入が無くなります。

なかなか死活問題ですね…

自治体によってはドナー給付金みたいなのがあるところもあるみたいですが大阪市はありませんでした。

現状ではドナー本人が休んでも仕事が回る自営業の方か会社に理解のあるサラリーマンか学生くらいしか厳しいんじゃないでしょうかね?

その辺りがクリアできてもリスクはあります。

一応手術ですから感染症とかのリスクもありますし私の右目の出血は数か月で吸収されて消えると言われましたが数年たった今でも消えてません。

さまざまなリスクはありますが骨髄移植自体はやってよかったと思います。

ドナー登録しようとしている方に勢いで登録するのではなくリスクがあるということを分かってもらいその上で登録して頂けたら幸いです。

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