縁石などに車を寄せすぎて縁石にガリっとなってしまった。お気に入りのホイールが傷だらけ…
考えただけでもテンション下がりますね…
プロに補修をお願いするのもありですが量販店で購入できる補修用品でDIYに挑戦してみませんか?
用意するもの
サンドペーパー各種
シリコンオフ
厚付けパテ
プラサフ
マスキングテープ
塗料
やる気!!!
今回はこの傷を治していきます。
下準備
まずは車体からホイールを外しましょう。
これさえ出来ない又はしたくない方は車ごとお店に預けて直してもらってください。
外したホイールですが当然タイヤがついてますよね。
タイヤはついたままでもできますが外したほうが断然に作業性が上がります。
ネットでタイヤ持ち込み作業してくれるところを探してみてください。
タイヤは絶対に外さないといけないわけではありません。
タイヤを外さずに作業するお店もありますがリムとタイヤの境目を綺麗にしておかないと塗料がきちんと乗らずすぐに剥がれて来たりします。
せめてタイヤのビートは落としてもらいましょう。
うちに持ってきてもらえればコーヒー1本でビート落としますよ~(⌒∇⌒)
外したホイールを洗いましょう
油分などが残っていると塗料がはじいたりして後々とんでもなくめんどくさいことになるんでとことん綺麗にします。
洗うのは普通の台所洗剤で十分です。
スポークの根本あたりに洗い残しやすいので気を付けましょう。
洗い終わったら水分を雑巾などで拭き取ります。
下地作り
ガリ傷を研磨していきます。
サンドペーパーでガリ傷を研磨します。
研磨するときは手でごしごし擦るのではなくて研磨ブロックなどを使用してください。
指でサンドペーパーを押さえて研磨すると変に削れておかしくなっていきやすいんで注意してください。
今回は320番のペーパーを使って研磨しました。
この研磨で傷が綺麗に消えたらいいのですがこの研磨で傷が消えることはほとんどありませんので研磨はホイール表面から飛び出しているバリの部分を消す感じでいいと思います。
研磨が終わればシリコンオフで脱脂して終わりです。

うちで使ってる研磨ブロックです。
傷埋め作業
研磨で消えない傷はパテで埋めてしましましょう。
使うのは量販店で売っているアルミパテや厚付けパテです。
説明書通りに主剤と硬化剤を混ぜ混ぜして傷の上に乗せてヘラで押し込む感じで盛ってください。
盛りすぎると後の研磨で時間かかりますし少ないともう一度パテ盛りをやり直さないといけないので注意してください。

パテ盛り終了
パテ研磨
パテが乾燥しましたらパテの余分な部分を研磨していきます。
ここでも研磨ブロックを必ず使用してください。
今回は320番のペーパーで磨きました。
ここでパテと他の面と同じ高さになるまで磨かないと仕上がりに影響しますので注意が必要です。

パテ研磨終了です
プラサフ塗装および研磨
パテ研磨の次はプラサフ塗装していきます。
ここまでで研磨したところよりも少し大きめにマスキングテープでマスキングしましょう。
マスキングは絶対ではありませんがプラサフが関係のないところに飛んでもいいようにマスキングしたほうがいいと思います。
スプレーガンでプラサフ塗装するんでしたら際をぼかしてするやり方もできますが缶スプレーでの塗装はぼかしにくいですし予想外のところに飛び散りやすいです。

プラサフ塗装終了!
プラサフ塗装が終わったらマスキングを外して研磨していくんですがパテ研磨までできちんと研磨できているか確認しましょう。
プラサフは凸凹の確認がしやすくなっていますが指先や見る角度を変えてよく確認します。
ここでの凸凹は塗装時に確実に見えてしまいますので研磨モレの無いようにしなければなりません。
とはいってもなかなか分かるものではないのでめちゃ簡単に研磨が出来ているか確認する方法を伝授します。
この上から黒色のプラサフを塗ります。(艶消しのブラックでも可)

こんな感じで真っ黒!
この黒いのを研磨ブロックを必ず使用して研磨してください。
今回は800番で研磨しました。
ちゃんと研磨できているとまんべんなく黒い部分が削れていきますよね?
下の写真を見てください。
真ん中に黒い筋がありますよね
ここはほかの部分より低いってことです。
というわけでこの筋状の黒い部分が消えるまで研磨ブロックを使って研磨します。
黒い所が無くなればその部分が綺麗な平面になったということですね。
この後シルバーを塗装するのですが黒い部分が多く残っているとシルバーに影響がでてしまうので黒色の部分が無くなるまできちんと研磨します。
理想は黒い部分が無くなってプラサフが綺麗に残っているのがいいのですが削りすぎてアルミの地肌がでても問題ありません。
もう一度プラサフ塗装すればいいんです。
ここまでの作業で平面はできているんで塗装後の確認作業はしなくてもいいです。
ここまできたらマスキングテープを外しましょう。

マスキングを外したところ
はい!マスキングの境目がばっちりですね~
このままシルバーを塗装するわけにはいきませんのでまたまた研磨です。
研磨ブロックを使用して800番でマスキングの境目を研磨していき段差をなくしていきます。
マスキングせずにプラサフをきちんと塗ればここの工程は省略できます。
プロはマスキングせずにスプレーガンでぼかして塗装しますが缶スプレーでは難しいと思うんですが手先の器用な方は一度挑戦してみてください。
マスキングの境目がモヤモヤって感じになれば研磨終了です。
プラサフ塗装した全体も忘れずに研磨しましょうね!
研磨が終わればここまでの研磨カスなどがあちこちについていますのでここでもう一度よく洗って水分を無くします。
ここまででようやく下地処理が終わりです。
ゴールはもうすぐですので頑張りましょう。
シルバー塗装
ここからは失敗は許されませんミスったら手直しはめちゃめんどくさいことになりますので気合を入れて作業しましょう。
本当はここでシルバーの色合わせしないといけないんですが缶スプレーではそうもいきませんがしかたありません。
量販店でホイール用となっている塗料を使います。
塗り方なんですが絶対に一度で塗らないこと!!
垂れるほど塗るなんて厳禁です。
よく言われていることですが缶スプレーを温めておきます。
そのほうがガスが安定しますし塗料の粒子が細かくなります。
じゃ塗りましょう!
ホイールから30センチほど離してシュッシュッ
塗るというより少しの塗料をのせていくイメージです。
塗料がホイールに付いた時には塗料が乾燥しているような感じに塗ります。
それを何度も繰り返します。
よく2度塗りとか3度塗りとか言いますが20回塗りする感じですね。
塗れているのか確認しながらほんの少しずつ塗りましょう。
焦らず急がず作業していきプラサフが見えなくなるまで繰り返し作業します。
塗り終わったら乾燥するまで待ち色々な角度から塗れているのか確認します。
この時にブツ(埃などのゴミ)が付いていないかも確認しましょう。
もしブツがあれば取りましょう。
塗装の上にのってるブツは塗料は乾燥しているので指でさっさっと簡単に取れると思いますが塗料の下にあるものやタレはその部分をサンドペーパーの800番以上の細かい物でかるーく研磨してまたシルバー塗装します。
100パーセントを求めるとドツボにハマっていきいつまでたっても終わらなくなるので気を付けましょう(経験者は語る…)
いよいよ次の工程でラストです。
クリアー塗装
いよいよ最後の仕上げ工程です。
使うクリアーは2液ウレタンクリアーです。
2液っていうのはクリアーと硬化剤を混ぜて使うタイプです。
2液クリアーのほうが艶や耐久性がいいです。
缶スプレーでも2液タイプのやつがあるんでそれを使いましょう。
塗る方法なんですがシルバーを塗ったところだけクリアーを塗ってぼかすってやりかたもあるんですが缶スプレーでは無理なんでホイール全体をクリアー塗装します。
まずは全体をかるーくさっと噴きます。
その後塗りにくいスポークの根本から塗り始めスポーク側面、そして表面を塗ります。
塗りすぎるとタレますがたっぷりと吹き付けていきます。
表面が波打つほど塗りましょう。
波打っていても液体はまっすぐになろうとするので大丈夫です。
埃などのゴミが入ってブツが出来てしまっているでしょうが気にしません。
乾燥後に取るので下手に触らないほうがいいです。
塗り終わったら乾燥です。
プロは赤外線乾燥機などで硬化を早めて乾燥させますが買うとめちゃ高いんで自然乾燥ですね…
そのまま次の休みまで乾燥させましょう
昔考えていたのが電気ストーブを下向きに持って熱を入れたら強制乾燥できそうな気はするんですがどうでしょうかね…
ひたすらストーブ持ってるだけなんてやってられないんで試してはいないんですがね…
試すときは一切責任持てないんで自己責任でおねがいします。